矯正歯科

MFTトレーニングについて①

こんにちは、カイトデンタルクリニックです。

プレオルソの装着と同時に、お口の周囲筋トレーニングを行うことによって、歯がスムーズに移動し、場合によっては治療期間が短くなることもあります。
更に、トレーニングを行うことで、治療完了後に後戻りしにくくなる効果が期待できます

大切なお子さまの歯並びが悪い場合、どのような方法で改善できるのか気になる方が多いでしょう。
歯並びは、口周りの筋肉のバランスの影響を大きく受けます。
そのため、口周りの筋肉のバランスが乱れると、歯並びも乱れることがあるのです。
MFTトレーニングは、口周りの筋肉のバランスを整えることで、歯並びを改善します。

お子さまの治療状況やご希望に合わせて、適切なトレーニングを行っていきます。

MFTトレーニング ( 口腔筋機能療法 ) とは

MFTトレーニング(Oral Myofunctional Therapy)とは口周りの筋肉を鍛える訓練法です。
口周りの筋肉や舌の正しい動かし方を理解し癖づけることで、呼吸や噛む動作、発音などの機能を改善します。

《 子どもと大人のMFTトレーニングの違い 》

MFTトレーニングは、こどもも大人も行えます。
こどもと大人のMFTトレーニングについて確認していきましょう。

☆こどものMFTトレーニング☆
こどもの顎は、5〜10歳頃までに成長すると言われています。顎の成長期にあたる年齢のこどもを対象にMFTトレーニングを行い、口周りの筋肉の正常な発達を促していきます。
頬や唇、舌などの口の周りの筋肉を鍛えることで、口腔機能の改善を図っていきましょう。

大人のMFTトレーニング★
顎の成長が止まった大人の場合、何もしなければ筋肉が衰え機能も低下してしまいます。
残念ながら、大人のMFTトレーニングでは、口周りの筋肉の成長を促すことはできません。
ですので、筋肉を衰えさせないこと、機能を低下させないことを目的とし、取り組んでいきます!!
舌の動かし方や咀嚼・嚥下の仕方など、正しい方法を身につけられるように訓練するのが一般的です。

MFTトレーニングの効果とは
★ 口腔機能の改善
口周りの筋肉を鍛えることで口腔機能が向上し、正しく咀嚼・嚥下できるようになります。
噛む・飲み込む動作を正しく行えるようになれば、消化器官への負担も軽減されるでしょう。
全身の健康にもよい影響を与えます。★ 歯並び・噛み合わせに改善
歯並びは、口周りの筋肉の影響を受けます。

    例えば、口を閉じる筋肉が正常に発達せず、口が常に開いているお子さまは、出っ歯になるリスクが高まります。

★ 正しいスポットポジションの獲得
スポットポジションとは、舌の先をつけておく位置のことです。具体的には、上の前歯の後ろです。
舌の位置が正しくなると、呼吸や発音、咀嚼などにおける舌の役割が正常化し、噛み合わせもよくなります。

★ 呼吸法の改善
口呼吸から鼻呼吸へと改善することによって、口臭やドライマウス、歯並びや噛み合わせなど、お口のさまざまな問題を改善できるでしょう。
正しい呼吸法を覚えれば、口腔環境が整うのです。

発音の改善
口周りの筋肉のバランスが整っていないと、特定の言葉の発音が難しくなる場合があります。
正しい口や舌の動かし方をトレーニングすることで、正しく発音できるようになるでしょう。

次回 ⇨ MFTの種類、トレーニング方法を解説していきます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP